DTMデスク自作 机上スライド式で足が組める

DTMデスク自作 DIY ワークスペース
DTMデスクを自作しました。
DTMデスクで定番化しているデスク下部から鍵盤をスライドさせる方式の場合、デスク天板に厚みが出てしまいデスクワークで足を組む事ができませんが、鍵盤を机上スライド収納式にした事により、天板の厚みはそのままでデスクワークで足が組めるように設計しています。

部材は全て取り外し可能な後付け状態で装着しています。
鍵盤はコンパクトなカシオのPS-X3100を使用していますが、他メーカーでもサイズに合わせて高さや奥行を調整すればどんなデスクや鍵盤でも対応可能です。 費用も8,000円弱しか掛かっていません。

モニター台天板

カインズのメラミン化粧板を使用しました。サイズは幅1,800㎜×奥行250㎜×厚さ18㎜です。

メラミン化粧板

これをデスク天板と同じ幅の1,600㎜にカットし、カット切り口に木口テープを貼り付けて断面処理をします。

木口テープ貼り付け

モニター台天板の脚

モニター台の脚部はグリーンハウスのディスプレイスタンド GH-DKBE1に付属しているものを流用します。天板は使用しません。

サンワなどでも同形状の商品がありますが、天板間の内寸が85mmしかなく、内寸が110mm前後ある製品はグリーンハウスのGH-DKBE1とFlexiSpotのDO03の2製品みでした。

グリーンハウスディスプレイスタンド

グリーンハウスとFlexiSpotのどちらを使用するか考察したところ、グリーンハウス製は溶接が周囲にしっかりされておりビードも非常に美しく、クランプ部のコの字金具には三角リブのプレス加工もされており、無加工に比べて高剛性となっていて細部のクオリティが非常に良かったのでグリーンハウスを選定しました。

グリーンハウス脚部パーツ

ちなみにFlexiSpotのDO03は溶接が雑でビードも醜く、コーナーのリブ加工もありませんでした。

FlexiSpot脚部パーツ

語弊のないように記載しておきますが、パッケージ状態で標準使用する場合は、FlexiSpotのDO03も全く問題ないと思います。今回は天板を加工する必要があり、脚部の剛性を重視したため、グリーンハウスを選定したものです。

モニター天板の位置決め

脚部をデスク天板に仮止めしてモニター天板を載せます。脚部は両サイドから20mmにしました。モニター天板を載せたら、デスク天板と面一(ツライチ)になるように調整しながら位置決めをします。

モニター天板の位置決め

ツライチになったところで、脚部の固定位置をマーキングします。

脚部マーキング

モニター天板へ脚部を取り付け

マーキングしたら、一旦すべて取り外して穴開けの位置をマーキングします。

脚部穴位置マーキング

非貫通で9mmの下穴を空けた後、木工用ボンドを併用してM6の鬼目ナットを埋設します。

M6鬼目ナット取り付け

埋設した鬼目ナットに脚部をボルト止めして取り付けます。

脚部取り付け

モニターアーム土台の加工取り付け

モニターアームは、エルゴトロンLXのOEMでヒューレットパッカードから販売していたアームを使用しているのですが、取り付け方法は一般的なクランプ式か、グロメット式しか選択できず、どちらの方式も天板下部に相応のスペースを必要とします。

近年トレンドになっているスリムクランプ方式であれば天板下部にスペースを必要とせず理想的なのですが、エルゴトロンのアームは何の不満もなく長年愛用していますし、アームを買い替えるのも無駄な出費なので、グロメット式で使用するステー流用して、天板を挟み込む直付方式で施工する事にしました。

モニター台座位置決め

穴の位置決めをした後、3か所貫通穴を空けて挟み込んで皿ネジで固定します。取り付けの手間は掛かりますが、クランプ式やグロメット式よりも遥かに堅牢に固定され、天板下部に余計な固定具を必要とせずスペースが確保できるメリットがあります。

モニター台座直付

モニター天板の固定と補助板の製作

デスク天板にモニター天板を固定します。事前に位置決めをしているので、しっかりツライチで取り付けできています。

モニター天板取り付け

一見この状態でも良さそうですが、天板の横幅が1600㎜もあり、両端2か所でしか支えていないため、この状態でモニターを取り付けすると、重量に耐え切れずモニターが反ってしまい脚部に捻りモーメント負荷が掛かるので構造上良くありません。

そこで、最初の工程で端材となったメラミン化粧板を切り出して補助板を製作します。天板間の内寸はメーカー公表値110mmですが、実寸は115mmでしたので、端材から115mmで2枚切り出します。

補助板作成

木口テープで断面処理をして、モニター天板とデスク天板の間に取り付けます。モニターの重量を中央で分散して支える部材で、モニター天板の取り外しを容易にできるようにするため、ビス止めなどは行わずに、上部だけ両面テープで固定している状態です。

補助板取り付け

中央を空けて設置しているのは2つ理由があり、1つはモニター台座を固定した皿ネジにアクセスしやすくするためで、もう1つは後述します。

キーボード筐体のスライド加工

見出しが若干仰々しいですが、カグスベールのフリーサーズを貼るだけの極めて単純なものです…。

カグスベールフリーザイズ

電子ピアノはカシオの PX-S3100 です。底面に滑り止めが6か所あるので、カグスベールを適当な大きさにカットして、滑り止めの上に貼り付けます。

キーボードスライド加工

標準状態では一切滑らずにしっかり安定して鎮座するのですが、これを全て無効化して本体のみで自由スライドできるようにしたものです。カグスベールの摩擦係数が絶妙で、意思を持って動かそうとすると指一本でスルスル動く半面、演奏している時は一切動きません。

収納状態

キーボードの最高部となるボリュームノブと、モニター天板下部のクリアランスは10mm弱です。

クリアランス

施工した補助板はストッパーも兼ねていて、奥でしっかり止まります。補助板の中央を空けたもう1つの理由は、ワイヤレスMIDI&オーディオアダプターを装着した際に、フルフラットなキーボード背面に唯一突起物が出来てしまうので、これを回避させるためです。

背面収納図

また、モニター土台を直付方式にした事によって、モニター天板下部のスペースが確保され最奥部まで干渉する事なく収納する事が可能です。

背面にある各種端子類もケーブルを装着したまま収納が可能です。

背面端子

PX-S3100の奥行が232mmで、補強板の厚みが18mmなのでモニター天板の奥行250mmと完全一致し収納時の前面もツライチになる拘り設計です。

前面収納様態

完成

3モードで使用できます。

1.デスクワークモード

鍵盤キーボードを収納して仕事やゲームでPCを利用する状態。キーボードが机上にありデスク天板の厚みは変わらないので、余裕で足が組めます。モニター天板の脚が視界に入らず、天板がフローティングデザインに見えて良い感じです。

デスクワークモード
2.DTM モード

鍵盤キーボードをハーフスライドさせて、PCキーボードと鍵盤キーボードの双方でインプットが行える状態。こちらも余裕で足が組めます。

DTMデスク自作 DIY
3.ピアノ演奏モード

PCキーボドをモニター天板へ移動し、鍵盤キーボードを最前面までスライドさせピアノ演奏に特化した状態。昇降デスクを最下部まで下降させて床面から鍵盤までの高さを最適化しています。演奏し易いように鍵盤の位置を下げているため足は組めませんが、足を組んだままピアノを演奏する人はいませんので問題ありません。

ピアノ演奏モード

計画通りの設計が具現化されて、足が組める理想のDTMデスクが完成しました。

YouTubeで解説しています

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