ハイエース パドルシフト 流用取付

ハイエースパドルシフト ハイエース
ハイエースにはパドルシフトの設定がありませんが、4型以降の6AT車であれば他車のパドルシフトを流用して取り付ける事ができます。

パドルシフトはハンドルを握ったまま迅速かつ直感的にギアを変えることができます。スポーティなドライビングをする訳ではありませんが、信号待ちの手前などでエンジンブレーキで減速する時に重宝します。
エンブレで減速するとブレーキパッドの減りが少なく寿命が延びると共に、ブレーキダストが減ってホイール汚れも少なくなるメリットがあります。

乱文ですが、取付方法を端折って記載しておりますので、ご参考になれば幸いです。

*お約束事になりますが、年式や型式によって配線が異なっている場合がありますので、テスターで検電しながら自己責任で作業をしてください。

シフトレバー背面のカプラーへアクセス

ハンドル下部のパネルを外し、シフトレバー背面にあるカプラを外します。

シフトアップダウン配線

赤と青の配線があるので、それぞれ1本ずつ割り込ませる形で配線します。(切断ではありませんのでご注意ください、切断してしまうとシフトレバーでマニュアル操作ができなくなります)

赤線がシフトダウンで青線がシフトアップになります。割り込み配線をする際、エレクトロタップは手軽で便利ですが接触不良の原因となりますので使用しないほうが良いです。「行けたら行きます」という人が87.5%の確率で来ないのと同じで、私はエレクトロタップを信用していません笑。全幅の信頼を置いているハンダ付が最も堅牢で確実ですが、スプライス端子で割り込ませても良いです。割り込み箇所がショートしないようにしっかり絶縁してください。

コラム側スパイラルコネクタにシフトアップダウン配線を接続

割り込み配線が完了したら、ハンドル背面にあるスパイラルケーブルのコネクタ(下図の上丸印)にアクセスして、先程割り込ませた配線をコネクタに接続します。

スパイラルケーブルカプラ接続

ハーネスチューブは使用しなくても良いのですが、このひと手間が不慮の断線を防ぎますし、見た目も美しくなります(見えなくなりますけど…)

下図はテスターで調査したコネクタ接続先の配線表です。右側の表がコラム側のカプラです。ハンドル側と対になっている空きポートならどこでも良いですが、私はシフトダウン(赤線)を1番、シフトアップ(青線)を7番に接続しました。この記事には記載していませんが、バラしついでに後付けオートクルーズの+配線(白線)を16番に接続すると共に、幅寄せ駐車時にパノラミックビューのVIEWスイッチをハンドルを握ったまま操作できるように10番に接続しています。

配線図

コネクタに接続する端子は、「住友電装 025型 TS 非防水用 メス端子」です。端子の圧着には細線用の電工ペンチが必要です。私はENGINEERの「PAD-02」を長年愛用しています、これ一つで300種類以上に対応して何でもこなす優れた逸品でおすすめです。

コネクタへの接続が完了したら、配線をタイラップで処理してコラム側の作業は完了です。ハーネスチューブを使用すると、まるで無加工の純正クオリティになります。(見えなくなりますが…2回目)

コラム側配線完了

ステアリング内部カプラの配線

エアバッグの外し方は割愛していますが、エアバッグを外してスパイラルケーブルのカプラを外します。

ハンドル内スパイラルケーブルカプラ

下図は先程の配線表と同じものですが、今回は左側の表になります。コラム側のカプラと通電している、シフトアップ(青線)を7番、シフトダウン(赤線)を1番、オートクルーズの+配線(白線)を16番に接続します。

配線図

コネクタに接続する端子は「025型AMP製0.64-3メス端子非防水035056/F025-AMP3-035056」です。

接続後はこのような形になります。シフトレバーの裏側にあった赤青配線がステアリング内部まで延伸してきた形になります。

ハンドル内配線

バラしついでにオートクルーズ用のトヨタ純正コントロールレバーと「ステアリングシェイクダンパー」を同時装着しています。クルコンレバーは型番によってイルミ(照明)の有無があります。私はイルミなしを装着していますが、イルミありの場合はイルミの配線が13番カプラにセットされているものがあり、そのまま装着すると常時点灯になってしまうので13番のコネクタを抜いて2番の配線に割り込ませれば正常に動作します。全てのスイッチで確認している訳ではありませんので、テスターで検電してください。

パドルスイッチを調達して加工取付

パドルスイッチなら何でも良いのですが、私はメルセデスベンツのCクラスやAクラスで採用されている純正パドルスイッチを使用しました。新品購入だと それなりのお値段なのでオークションやフリマサイトで状態が良いステアリングを探すと良いです。

スイッチをバラして清掃します。

パドルスイッチ分解清掃

ハンドル固定ネジ受け(青丸)が干渉して邪魔になるので、根元からカットします。下がカット後です。

パドルスイッチ加工

ハンドル背面カバーを外して、パドルスイッチの台座でマーキングしてカットします。後述しますが位置はなるべく上方にする必要があります。 

ハンドル背面カバーマーキング

カットした穴にグルーガンでスイッチを取り付けて車体に戻します。

パドルスイッチ取付

バトルスイッチから2本出ている配線の片方をアースさせます。パドルスイッチはシンプルなモーメンタリスイッチで極性はありませんのでアースさせる配線はどちらでも問題ありません。ステアリングダンパーの取付ビスがちょうどよい位置です。もう片方の配線を先に作業しておいた配線に接続します。左側がシフトダウンスイッチなので赤線と接続し、右側がシフトアップスイッチなので青線と接続します。

ハンドル内配線図

以上で配線は完了です。シフトのアップダウンはマイナスコントロールとなっており、赤線をアースさせるとシフトダウン、青線をアースさせるとシフトアップという単純な仕組みです。

エアバッグユニットを固定しているトルクスネジが青丸の位置なので、パドルスイッチを下部にセットしてしまうとスイッチが邪魔になりトルクスネジが締め難くなりますので、穴あけマーキングをする際はなるべく上部にする必要があります。

エアバック固定トルクスボルト

また、上部にセットすることでスイッチ上部にあるプラスマイナスの記号が見やすくなります。(操作上、記号が見えている必要はないので気分的な問題です)

完成画像(正面)

完成&豆知識

完成画像(側面)

最後に、意外と知らない方もいらっしゃると思うのですが、車両のマニュアルにも記載されている純正仕様で、シフトレバーをSモードにしギアを1速にした状態で、+側にシフトレバーを倒したまま保持すると一気に6速(通常のオートマと同じモード)まで可変します。1速に限らず、+を保持すると、何速の状態でも一気に6速になります。
パドルも同じ挙動をするので、右側の+パドルスイッチを長押しするとギアが何速になっていても一気に6速になります。この仕様を利用して、信号待ちの手前などで減速する際に左パドルで徐々にシフトダウンしていき、停車したら右パドル長押しで6速(通常のオートマモード)にすることが可能です。

最後までお読みいただき ありがとうございました。YouTubeにもいろいろ掲載していますので、ぜひご覧ください。

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