ハイエース ワイドボディ ディーゼル(5型以降 1GD-FTV 2800cc ディーゼルターボエンジン)のオイル交換とフィルター交換方法です。
フィルター交換を行う場合は、アンダーカバーを外す必要がありますが、カバーのボルト位置などを解説しています。
1GD-FTVエンジンのオイル交換時期について
走行1,000,000km以上ポテンシャルを持つと言われ、満を持して世に送り出された高耐久性を誇る1GD-FTVエンジンですが、驚く事にメーカー推奨オイル交換時期は
「走行距離 20,000km毎、12ヶ月を超えない」
オイルフィルターの交換時期は
「走行距離 20,000km毎(期限未記載)」
となっており非常にロングサイクルです。
年間20,000km、月間1,670km、月20日稼働換算で1日84km、の長距離走行をしない場合は、メーカーが推奨している通り1年毎のオイル交換で全く問題がないという事です。
ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店で「オイルは3,000km~5,000km、3ヵ月~6ヵ月で交換したほうがいいよ」と言われた事があるかもしれませんが、鵜呑みにして早いサイクルで交換する必要は一切ありません。
もちろん早めに交換しても問題はありませんし、エンジンにも優しいとは思いますが、世界のトヨタが安全マージンも考慮した上で 「20,000km毎で良い」 とアナウンスしているので、早いサイクルで交換すると、必要のない出費が増えると共にオーバーメンテナンス(過剰な維持管理)となります。
「でも それは純正オイルの場合でしょ?」と思ったかもしれませんが、マニュアルには純正オイルは「推奨」とされているだけで、「指定オイル」はJASO規格のDL-1に合致している0W-30か5W-30としっかり明記されています。

つまり、DL-1規格の 0w-30 か 5w-30であれば、オイル交換は 20,000km毎 もしくは1年以内で必要十分 という事です。
ジャッキアップしてウマをかけます
ジャッキアップします。
高さ制限2.1mの駐車場に入れるように、公認取得で2インチローダウンしているので、木材を加工したスロープに乗ってスペースを確保してからジャッキを入れていますが、ノーマル車高の場合はそのままジャッキが入ります。もしくはジャッキアップせずに市販のスロープに乗った状態で作業ができます。

ノーマル車高で樹脂製スロープのみで作業する場合は耐荷重や経年劣化に注意してください。スロープは木材がおすすめです。安価で省スペースで収納できますし、耐久性と耐荷重が樹脂製とは比較にならないほど優秀です。
ジャッキはコストコでセール期間中に14,800円で購入したCAT製です。デュアルポンプでフットペダルもありコスパが高い商品です。CAT標準のパッドは爪部より低い位置にあるため、リアのデフに掛ける場合は問題ありませんが、フロントに掛ける場合はジャッキポイントに爪が当たり傷が付きますので、エリックパッドを装着する事をおすすめします。12.15mmがシンデレラフィットします。
ジャッキアップしたらウマをかけます。言うまでもありませんが、ジャッキアップする場合は必ずウマをかけましょう。

アンダーカバーを外します
アンダーカバーを固定している青丸印の7本のボルトを外します。
赤丸印の2本は緩めておくと作業性が上がります。(外す必要はありません)

*最下部に動画リンクがありますので、そちらから確認ください。
ドレンボルトとフィルターを取り外します
オイルの受け皿を用意し、ドレンボルト(14mm)を外してオイルを抜きます。
前項の赤丸ボルトを緩めておくとオイルパンカバーに遊びができるので、工具や手が入りやすくなります。オイルパンのカバーを丸ごと外してしまっても良いですが、面倒なのでいつもこの方法で作業しています。

オイルフィルターを外します。
正規の手順は、オイルフィルターのドレンを外して、フィルターに同梱されている専用のドレンアタッチメントを装着しフィルター内部のオイルを排出するのですが、ひと手間増えて面倒なだけなので、いつも割愛して直接フィルターを外しています。

手順を割愛してフィルター内部のオイルを抜かない場合は、フィルターを少し緩めたところでオイルが抜けてくるので、抜けが収まるまで受け皿で受けます。抜けが収まったら、フィルターを取り外してフィルター内部に溜まっているオイルを受け皿に捨てます。
新品フィルターを装着します
新フィルターを装着します。

フィルターはいつもこちらを使用しています。非常にコスパが良いです。
付属している大きいOリングにオイルをなじませて交換します。小さいOリングはドレンキャップ用ですので、正規の手順でドレンキャップを外した場合は交換しますが、手順を割愛してドレンキャップを外していない場合は交換不要です。
オイルを捨てます。エーモンのポイパックに吸わせれば可燃ごみで廃棄できます。

あとは逆の手順で組んでいくだけです。
オイルを注入します
オイルはコスパの良いペンゾイルのDL-1を使用していますが、残念ながら2024年3月で取扱終了となっており、今後は入手できなくなってしまいました。あと1回分はあるので、使い切る前に再販される事を願うばかりです…。

1GD-FTVエンジンのオイル規定量ですが、フィルターを交換した場合は6.1ℓで、フィルターを交換しない場合は5.5ℓです。

少し暖機運転をした後、レベルゲージでチェックして完了です。




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